映画 インプット道場

チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜

2019年7月7日

チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜

実話をモデルとしたサクセスの王道

私は脚本家のたまごとして、青春サクセスものの映画をたくさん観て勉強しているわけですが、チアダンはかなりの力作だと思いました。

「フラガール」の松雪泰子を天海祐希に変更しただけの様な感じも少しありますが、見ごたえのあるラストのダンスシーンにはしびれました。

物語は、福井県立福井中央高校に入学した主人公の友永ひかり(広瀬すず)が、サッカー部員の同級生を応援したいがためにチアリーダー部へ入部するところからはじまります。

しかし服装やら前髪をあげるやらなんやらかんやらと規律の厳しい部活。メンバーはどんどんと退部します。

しかし、ひかりには特別な周りを引き付けるような笑顔を持っていることに気づいた顧問の早乙女(天海祐希)は、ひかりを中心的な存在へと導いていこうとします。

部員の家庭を訪問するなど、一人一人と絆を深めていくひかり。それを厳しく指導していく早乙女。

ついにひかりたちは大きな目標を乗り越えて、世界に羽ばたきます。

2009年3月に普通の女子高生チアリーダー部が、本場アメリカのチアダンス選手権大会で優勝を果たした福井県立福井商業高等学校の実話を映画化したものです。

脚本は、2015年『永遠の0』で第38回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した林民夫さん。

あまりに完成度の高いダンス

テレビドラマは見ていませんので、完全にそちらは関係なしで話をすすめます。

広瀬すずという逸材を何に使うか、どう料理するかを想像して、脚本を担当する身としてはどれほどゾクゾクしたことでしょうか。

おそらく主演女優が一番忙しくて、一番時間を取れなくて、その上で一番練習が必要な立場なはずです。

そして広瀬すずには完璧な”技術”を求めなければならない。

実話をもとにした青春サクセスものとなると、やはり説得力が勝負ではないでしょうか。「これが本当にあったことなんだよ」と最後に言うわけですから、「これが本当だったなんて全然信じられない」と思われてはいけない。

彼女の笑顔なら、そうなるだろう。彼女の技ならそうなるだろう。彼女の実力ならそうなってもおかしくない。

そう思われなければならないわけです。

その点でいえば、この映画は完璧の仕上がりではないでしょうか。

この演技なら、世界を目指せる、世界で勝てる。

そう思わせるような、前半のまずさ、下手さをしっかり伝えられている部分も含めて、すばらしいと思いました。

奇跡が起こると涙があふれる

「スイングガールズ」でもそう思いましたが、最初にたくさん下手なところを見ていると、どんどんうまくなってくるところで、すごく興奮しますね。

ここまでうまくなったのだから、なにかをなせるんじゃないか、と思うわけです。

そして、さまざまな壁を乗り越えて、本当に”奇跡”を起こしていく。

彼女たちが喜んで泣いているの見ると、こちらも同じ気持ちで涙があふれてくる。

ああ、私が書きたいのはコレだなー、とあらためて思うわけです。

下手でどうしてもうまくいかない、ってシーンをいかに、面白く、もどかしく、描けるかが勝負かな。

 

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