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夏と花火と私の死体 乙一

2019年6月28日

夏と花火と私の死体乙一

創作意欲を強く刺激する良書

私の人生を変えた小説の一つがこの乙一「夏と花火と私の死体」です。乙一デビューの歴史的名作です。

とにかく強烈な刺激でした。私はいろんな作品に影響を受けやすいのですが、しかし、これは最大クラスの衝撃でした。

乙一なら「幸せは子猫のかたち」も強烈でしたが、それ以上です。

どのように刺激を受けたかというと、私の場合小説に限らず何かに感動すると「書きたい」という衝動に駆られることが多いのですが、「夏と花火と私の死体」を読み終えたとき、自分にも読む人をあんな気持ちにさせる文章が書けるのだろうか、いやできるかできないかとかではなく、とにかく「書きたい」、そういう気持ちを揺り動かされたのです。

ミステリのお手本

「夏と花火と私の死体」は学校の教科書に載せたいくらいのミステリのお手本だと思います。

これを書いたときに作者が16歳だったということがよく話題となっていますが、めまいがするような事実です。

まさに天才としか言いようがありませんね。

16歳の時に自分が何者であったかに思いをめぐらせると、乙一が住んでいた世界と自分の世界は別物であるかのように思えてきます。

しかも彼はそこから成長のスピードを緩めずにどんどん高みへと上っていってしまいました。

もうどうあがいても背中は見えません。

著名な作家から大絶賛を受けている小説について、私などがいまさらなんらかの評価をするのは失礼というもの。

いわく、無駄のない複線。いわく、巧妙な語り口。いわく、緊迫する展開。いわく、驚愕の真実。

本人はこれを「ワープロの練習のために作った小説が、たまたま褒められた」などと語ったというのですから、もはや乙一の存在そのものが”ミステリ”です。

追いかけるべき背中

前からあこがれてはいましたが、やはり乙一こそが私が目標とするべき作家なのでしょう。

私が「こういうのを書きたい」という理想を具現化している作家だからです。

私はあきらかに天才ではないので、努力を重ねても足元にも及びません。しかし、あきらめずに努力すれば一歩でも前進できるはず。そう信じて、今日も記事を書いています。

 

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