読書 インプット道場

レイクサイド 東野圭吾

2019年6月28日

レイクサイド東野圭吾

未読の方に超絶おすすめの一冊

「レイクサイドマーダーケース」という映画についてのニュースを見たのはいつごろだったでしょうか。

当時はまだ東野圭吾についてもまだ知り始めたばかりだったので、映画化されるような作品なら是非一度読みたいと思っていました。

あれからどれくらいたったのか、もうわかりません。

ふと、レイクサイドという文言をコンビニの書籍コーナーに並ぶ背表紙の中に見つけたとき、ああこれはもしや運命の出会いではなかろうか、とまで思って衝動的にレジに持ち込みました。

読んでみて思うことは、やはりこの作者は只者ではないという、今となれば当然のことでした。

もし、万が一、東野圭吾という人の名前を知っていながらも、この作品に触れたことがないという方がいれば、まず間違いなく、この本を薦めます。(他にもいろいろあるのですが、いろいろありすぎるので、今はとりあずコレ)

私がおすすめする3つのポイント

推薦するポイントは3つあります。

まず第一に、あまり長いストーリーではないので、長編が苦手な人でも抵抗なく楽しめる点。

かといって短編と呼べるほど薄っぺらなものではなく、ストーリはあくまで重厚。私などは、読み始めてから数時間、あっという間に読み終わってしまいました。

第二には、一気に読み終えるまで止められないその中毒的面白さを挙げたい。

複線が幾重にも張り巡らされていて、知らず知らず謎を追い求める主人公に感情移入していくうち、何かしっくりいかない答えを掴まされてはそれに振り回され、一つの疑問に答えが出たと思えば、新事実により新たな疑問が生じるといった具合に、とにかく先が読めません。

そして驚きの真相と、あまりにも意味深長な結末。

ほんの短い間に、ばたばたとこれらのことが通り過ぎるのですから、確かに映画向きなのかもしれませんね。とにかく息もつかせぬ面白さなのです。

第三には、この作品が抱えている重厚なテーマについて。

もちろん読めばわかるのですが、このストーリーには現代社会が抱える大変な難問が提示されています。

単に考え方の違いでは割り切れない、人間らしさに関係する疑問です。

実は、この作品に関わらず、東野圭吾が描くストーリーには、この手の疑問が殺人事件の背景に黒々と澱んでいることが多いです。

人間が人間らしく生きることと、普通の人が普通に現代社会を生き抜くことが相反するのか否か。その関係にネジレが生じたときに殺人事件が起こるのではないのか、という問いかけです。

特にこの作品に取り上げられているのは、子供と教育がテーマです。

私も子を持つ親の立場になったからか、読後に何かとても重いものを背負わされた気になりました。

ミステリ好きのためだけの作品ではない

それほど長くなく、ギュウギュウに詰まった複線や疑問の密林を抜けると、最後に訪れる世界が崩壊するかのような結末。後に残る、なんともいえない読後感。

この面白さは、創作をする人間に大きな刺激をもたらすことは間違いありません。

それほど価値がある作品なので、もちろんミステリ好きでない人にも、ぜひ手にとっていただきたいです。

 

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